※ このページは、「ビケ♪とダンナのアメリカ珍道中」と「学会&音楽祭レポート in USA」の共通コンテンツです。

 

8.ヴァーミリオン (2003516日〜20日) 

バーチャル楽器博物館へ

「サウス・ダコタってどんなとこ?」とアメリカ人に訊いても、
「ノース・ダコタの南」「人口が少なそう」・・・こんな答えしか返ってこない。
おそらく、史上初の、サウス・ダコタに足を踏み入れる日本人になるのではないだろうか!?(まさか、ね!)
そんなところに何しに行くって、「学会」です。歴史的鍵盤楽器協会の、年次例会。
きっと2度と行かないだろうから、しっかりと観光しよう・・・って、大学のほかに、何があるの???

 

 

・・・そんな思いを抱きつつ、行ってきました!歴史的鍵盤楽器(チェンバロ・クラヴィコード・フォルテピアノ・オルガンなど)の専門家と愛好家が集うソサエティーの定例会へ (詳細はこちら!)5月16日から20日まで3泊4日で、アメリカの3つの歴史的鍵盤楽器協会が初めて行う、合同年次例会に参加しました。ワシントンDCのナショナル空港から、ミネアポリス空港まで約2時間半、さらに乗り継ぎで1時間と少しで、スーシティー空港へ。そこから車で1時間弱で、サウスダコタ大学のある、ヴァーミリオンへ。計6時間ちょいの行程。

 

こんなにちっちゃい飛行機で?

 

DCナショナル空港のノースウェスト航空のゲートは、空港の隅っこの、シャトルに乗らないとアクセスできない「ターミナルA」にある。そして、ミネアポリス空港での乗り継ぎでも、歩くこと歩くこと!5分以上歩いて、これまたいちばん隅っこのゲートに着くと・・・留まっているのはなんと、30人乗り位のちっちゃなプロペラ機だった!こんなんで1時間以上飛ぶの?

 

 

そう、飛んだんです。眼下には、ひたすら平らな大地に、田んぼの田の字の通りに(田んぼじゃないけど)真四角に区画された畑か牧草地が。たまに街らしき辺りを過ぎると、不思議なことに、ワンブロックごとに野球場がある・・・プロペラ機は、ほぼ雲と同じ高さを飛び続け、なんとか無事、スーシティー空港に着陸!

 

スーシティー空港は、サウスダコタ州の隣、アイオワ州にあります。空港の外に出ても、人気(ひとけ)がない!でも、ヴァーミリオンまでの送迎シャトルを予約していたので、そこで待つしかないはずです。そうこうしているうちに、同じ目的で、サウスダコタ大学に向かうと思しき人が集まりだしました。先日知り合った、私と同じくDCエリア出身のチェンバリスト・ヴェラさんの顔も見え、ほっと一安心。

 

空港・・・

 

そして、ホテル。

 

シャトルを待つ人たちは、みんな、演奏家か研究者か愛好家で、とてもフレンドリー!私の中学生程度の英語力で、たった1人でのりこんで大丈夫かな?と不安に思っていましたが、それも吹き飛びました。自己紹介をし合ううちにやってきたシャトルに乗り込み、一路ヴァーミリオンへ。

 

スーシティー空港からヴァーミリオンまでは、車で1時間弱。空から見たのと同じく、平らな大地に畑や牧場が広がる景色を見ながら、ホテルに到着。ホテルの周りは、列車のコンテナの長いような形をした家が並んでいて、ちょっと見慣れない風景。例会の案内には、サウスダコタ大学内にある楽器博物館まで、6ブロックと書いてあったが、実際には2ブロック歩いたところから大学キャンパスが始まります。広いキャンパスです。ホテルとキャンパスの間には、消防署とマクドナルドとガソリンスタンドが一軒ずつあるだけ。スーパーや他のお店などは見つからず・・・

 

本邦初公開?ヴァーミリオン消防署(隣はホテル)

 

 

 

サウスダコタのナンバープレート。
真ん中には、歴代大統領の巨大彫刻で有名な、マウント・ラッシュモアの図が!

 

さて、4時から、キャンパス内にあるオールド・メインという、教会風の建物内のホールで、スライドを使った、博物館所蔵の鍵盤楽器についての説明がありました。まあ、実物を見ないとね〜・・・インパクトはいまいち。でも、カタログが手に入っただけでも良しとしますか・・・

 

その後、サウスダコタ大学の学長さんの家でレセプション。この会合の参加者は150人以上にも及ぶのに、ほとんどの参加者をおもてなし出来るほどの豪邸なのがすごいところ。おうちに飾ってある絵画などもすべて、選りすぐられた美術品ばかりで、ため息・・・用意された立食の夕食をとりながら、いろんな方とお話して、情報交換をしたりして過ごします。ある方は、飾ってある絵画の説明をしてくださったり、アメリカの優秀なチェンバロ製作家について教えてくれたり、アメリカの「大御所」の先生と知り合えたり、有意義なひと時を過ごしました。ただ、スペイン人のダンサーの方に、スペイン語で話しかけられたのは、全く分からなくて困りましたが・・・

 

学長さんの邸宅!ギリシャ風の柱が・・・

 

夜は8時より、楽器博物館のホールに戻ってコンサート。そこで初めて、博物館所蔵チェンバロの一つ、1785年製・Germain作のフレンチを、実際に聴くことが出来ました。コンサートが終わった後に、少しだけ触らせてもらいましたが、やわらかくdarkな音色は、典型と思っていたフレンチの音の幅をさらに広げるものでした。2日目以降への期待は高まります。 

 

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