19.アレクサンドリア〜大統領記念日パレード (2004216日)

 

アレクサンドリアを、「DCのお気に入り」のコーナーに入れるかどうか迷いましたが、一応、町を観光したということで、旅行記の方へ入れることにしました。この町は、DCのメトロエリア(地下鉄で行ける範囲内)にあり、ブルー・ラインかイエロー・ラインのKing St駅で下車。普段の週末なら、Dash Aboutという、無料でダウンタウンまで運んでくれるシャトルバスがあります(土AM10:00時からPM12:00まで、日AM11:00からPM7:00まで。20042月現在)。普通の路線バスでも、キング・ストリート沿いをずっと走っていくので、ダウンタウンの好きなところで降りればOK。こちらは1ドル。

 

 

 

アレクサンドリアの町並み

シティー・ホール

 

キング・ストリート

 

 

夕食に行ったシーフードレストラン Fish Market

 

この日は、大統領記念日の祝日。アレクサンドリアのダウンタウンでは、「ジョージ・ワシントンの誕生日を記念するもの」としては、全米で最大規模(Webサイトの記述より。http://www.washingtonbirthday.net)のパレードが行われるということで、それを見るのが目的でやってきました。さすが、全米最大とうたっているだけあり、予定では、パレードが始まってから終わるまで、午後1時から3時までの2時間かかることになっていました・・・その間、ダウンタウンでは、通行止め&駐車禁止が多いので、私達も車はやめて、地下鉄で現地へ。パレード開催中とその前後の時間帯は、無料バスは、イエロー・ラインのEisenhower Ave駅(King St駅のひとつ先)からの出発でした。

 

「全米最大」に、期待半分、しかしパレードといえば、「セント・マイケルズ」で見た、めちゃめちゃローカル色の濃いものも思い出されて、半信半疑。バスでダウンタウンに着き、パレードが通る道沿いのメキシカン・ファーストフードに陣取って、タコスを食べていると・・・やってきました!!!制服をピシッと来た軍人さんたちが、数団体!!!一糸乱れぬ足並みと、その歩き方の美しいこと!格好よかったです。さすが、行進が「本職」の人たちです!続いて、植民地時代の民兵の制服を着た人たちや、バグパイプを吹きながらの隊も!

 

本職の軍人さん かっこいい〜

昔のコスチュームで・・・

 

あい間には、小学生から高校生の鼓笛隊やブラスバンド、また、おなじみクラシックカー愛好会も。白バイがアクロバティックな走りを披露したり、古いタイプの消防車の行列は、マニア垂涎の光景かも・・・中には、選挙運動を展開する議員などもいて、公約の書いたパンフレットをもらったりと・・・規模と参加する人の「見せ方」によって、セント・マイケルスのパレードとはまた違った華やかさがありました。予定より30分早く、2時半ごろにパレードは終了。寒かったですが、最後まで飽きることなく、すべての団体を見送りました。

 

 

子供の「大道芸」グループ

こちらも、時代がかった兵士達

民主党の選挙運動 ^^;

 

 

その後、この日だけは無料で公開されていたミュージアムの中から2つ、「ギャッツビーズ・タバーン」と「カーライルの家」を見学しました(普段は入場料4ドルずつ)。「ギャッツビーズ・タバーン」は、日本で言えば、「旅篭」かな。18世紀終わりから19世紀にかけて、食堂や宿屋として、また地域のコミュニティーセンターとして機能していた建物です。1階は、当時の食堂の様子が、典型的な当時の食品と共に展示され、2階は大きなホールとなっていて、集会やダンスの練習に使われたとか。同じく2階にある宿泊スペースは、6畳くらいのスペースに、ベッドがたった2つ。それも、足の付いた木の枠にロープが張ってあるものに、マットレス(藁・馬の毛などが入っている)を乗せただけのしろ物。当時のタバーンでは、宿泊するスペースは保障したけれど、ベッドの上で眠れるかどうかは時の運だったようです(ベッドに寝られない人は床にじかにマットレス。ノミもかなりいたとか・・・)。また、料金は法律で決まっていて、オーナーが勝手に値上げすることはできなかったとのこと。だから、節約できるところは節約することでしか、利益が上げられなかったのかもしれません。

 

1階・食堂 説明員はみな、コスチュームをつけています

2階・宿泊室 雑魚寝状態だったので泊まったのは男性のみ

 

3階は、正式な舞踏会が行われたホール。このホールは、実はオリジナルではないとのこと。ニューヨークのメトロポリタン・ミュージアムの学芸員が調査に来て、床板の一枚までそっくりそのまま、NYに持っていってしまったのだそうです(オリジナルを見たい方は、メトロポリタン・ミュージアムへ行きましょう!)。それだけ貴重で、資料的価値のある建築&内装だったということ。現在は、オリジナルに忠実に復元してあり、プルシアン・ブルーと呼ばれる水色――高価な塗料で、人をもてなし、財力を外にアピールする場に多く使われた色――で塗られた内壁や、廊下から梯子を使ってしか上がれない、舞踏会のミュージシャンの演奏台などが特徴的。当時、舞踏会は、自分の夫でも妻でもない異性と手を触れ合う唯一の場だったそう。それでなくても娯楽が少なかったその時代、人々は、どんなにこの場に集うことを待ち望んでいたことか・・・

 

舞踏会などが行われたホール

 

 

 

演奏者席

狭い上、梯子を上るとなると、鍵盤楽器は入らなかった??

 

カーライルの家」は、スコットランドからやってきた豪商が、その地方の有力な家系の娘と結婚し(いわゆる逆たま?)、ポトマック川沿いの一等地を買い上げて1752年に建てた家。一等地とは、直接川に面していないが、河岸に近いところで、通商の動脈である川岸からダウンタウンにアクセスする際に、多くの人が通るため、商売をするのに最も適した場所。カーライルは、自分のビジネスのことを考え、このスペースを獲得したのでした。当時、1区画の地価は、奴隷の値段よりも安かったとか・・・カーライルは、2区画を買い、住居のほか、奴隷を住まわせるスペースや、倉庫、商取引のスペースを作りました。バルコニーからちょうど良く見えるように、庭が美しく整備されているところなど、ホスピタリティーも考えぬかれて設計されています。春には、色とりどりの花が咲き乱れ、さらに美しい景観が楽しめるでしょうね〜。

 

 

 

カーライルハウス 外から

庭園

 

 

階段のポーチ この窓から美しい庭園を眺められる

ダイニング テーブルの向こうの人はマネキンです ^^;

 

最後に、レストランFish Market105 King Street。キング・ストリートの、ポトマック川に近いところ)で、ディナーをして帰りました。殻からはみ出んばかりに丸々太った大粒の生牡蠣が半ダースで8ドル弱、クラブケーキ(カニコロッケ)サンドイッチが8ドル弱、ソフトシェルクラブが18ドル弱。ここは、ウェーターのお兄さんのノリがとてもよく、雰囲気もなかなか。なによりも、おいしいので、たまに無性に来たくなります。アレクサンドリアを、たっぷり遊び尽くした半日でした。

 

 

20.ダームへ  旅行記前編目次へ  珍道中トップへ  ホームへ