ワシントンDC 議会図書館

The Library of Congress

図書館へのアクセス
地下鉄(ブルー線/オレンジ線)Capitol South駅より徒歩

http://www.loc.gov/

メインのジェファソン館

 

Library of Congress(議会図書館)に行ってきました。今日のお題は「音楽家のための議会図書館の使い方」!拍手〜!パチパチパチ・・・

と言っても、途中までは、一般の書籍を借りる手続きと同じですので、音楽家でない方も是非、参考になさってくださいませ!

では、はじまりはじまり〜・・・

 

@閲覧カードを作ろう!

 

最寄りの地下鉄駅、キャピトル・サウス駅からすぐの、議会図書館は、3つの建物で構成されています。ジェファソン館を中心に、その西にアダムス館、南に、マディソン館があります。マディソン館は、もっとも駅から近いところにあり、そこで利用カードを作ります。誰でも無料で利用できるところが、太っ腹!観光客でもカードさえ作れば、閲覧可能です。

 

3つの建物で構成されています(地図上の青いところ)。
中央上からジェファソン館、マディソン館、右がアダムス館

 

さて、利用カードを作りましょう。マディソン館のインディペンデンス通りに面した、メイン・エントランスを入ると、まず、空港のような荷物検査(ベルトコンベアでX線を通される)と金属探知機があります。

 

マディソン館正面玄関

 

そこを通り抜けたら、利用者カード(Readers Registration)を作る部屋へ。入り口に背を向けて奥に進み、左方向に曲がると、LM140という部屋があります(Readers Registrationの表示あり)。部屋に入り、表示された@からBのステップどおりに進みます。@(入ってすぐの受付)で、写真入りID(パスポート、運転免許証など)を見せて、緑色の申請用紙をもらい、ステップAのコンピュータに、自分で名前・住所・利用目的などを入力し、入力が終わって最後に示されるカードナンバーを緑色の申請用紙に書き込みます。申請用紙には、その他にサインと日付を書き込み、ステップBへ進みます。ステップBでは、カードに印刷される署名(英語でないとダメ)を書き、その場で写真を撮ってくれます。それで、手続きは終了。すぐに写真入の利用者カードをくれます。

 

さあ、カードが出来たら、さっそく資料を借りましょう!一般図書の方は、メインのジェファソン館へ。建物自体が、美術品のような、重厚な建築の中で読書をすれば、中世の修道士にでもなった気分になるかな???

 

 

=== ちょっと休憩・図書館周辺の春の景色 ===

道を隔てた、国会議事堂前の散歩道。4月中旬、ツツジとハナミヅキが満開。

 

キャピトル・サウス駅とマディソン館を結ぶ道。チューリップと樹々の緑が鮮やか。

 

 

A楽譜を借りてみよう!

 

音楽資料室は、カードを作ったマディソン館の中の、LM113号室です。カードを作るときに来た通路を逆に歩いていき、突き当たったら左に曲がります。ドアを入ると、このときは有名なJazzmanに関する展示がしてありました。展示スペースの奥のドアを入ると、いよいよ資料室です。入り口のノートに入室時間と名前と住所、利用目的を記入し、カードを受付に渡してサイン・イン。

 

資料室の中は、開架の棚と、検索カードボックスが並び、奥には閲覧用の机といすが並んでいます。懐かしい図書館の臭い・・・開架では、各種音楽辞典(グローヴ、MGG、オペラ辞典、ポピュラー音楽辞典などなど)、いくつかの全集楽譜(ヘンデル、ベートーヴェンなど)のほか、ボストンやニューヨークなどの音楽資料館の収蔵目録がありました。他の館の資料の所在も調べられるようになっています。

 

広いフロアーの周りには、いくつかの防音室があり、ピアノが置いてある部屋もありました。この資料室の資料は持ち出し禁止なので、その場で資料をすぐ、音にしてみる必要のある人や、CD・レコードの試聴をする人が、防音室を使います(「BCD・レコードを聴いてみよう!」を参照)。

 

資料を借りるには、検索カードで資料の請求番号を調べ、1点につき1枚、請求カードを書きます。請求番号と作曲者名・タイトル・自分の名前・利用者カード番号・閲覧席の番号(各席にプレートが付いている)を書き込みます。

 

請求できるのは、1回に3点まで。資料が出てくるまで、かなり時間がかかるので、その間、カードに書き込んだ番号の席に座って、他の資料を読んだりしていると、出てきた資料を係員が席まで持ってきてくれます。3点出てきたら、次の3点を請求できます(前の資料を返さなくても、次の請求が出来る)。

 

その部屋の一番奥に、録音資料室(Recorded Sound Reference Center)があります。ただし、視聴するのは、出版や報道、公開演奏などの目的で利用する人に限る、ということでした。借りた楽譜などを持ち込んで入室できます。入り口で入室時間他をノートに記入し、検索はPCを使ったオンラインで。CDやLPなどのレーベル番号が、そのまま請求番号になっています。録音資料は、マテリアルによって、収蔵館が異なるため、請求してから資料を手にするまで、20分以上かかることもあるということです。かなり時間に余裕がないと、借りられません。

 

うーん、母校の国立音大図書館と比べると、時間がかかる印象・・・

 

 

BCDやレコードを聴いてみよう!

 

音楽家のための議会図書館利用術・後編。今日は、CD試聴に挑戦!

 

前回、図書館利用者カードを作ったので、この日は直接、音楽資料室LM113号室へ。入り口でサイン・インして、奥の録音資料室へ直行しました。すでに、聴きたいCDを、自宅のPCよりオンラインで検索し、請求番号を書きとめてあったので、それを申請用紙に写します。1点だけ、オンラインのカタログで見つからなかった曲は、録音資料室のカード・カタログで検索(カード・カタログでは、1980年以前の録音資料がすべて検索できる)。全部で6点の資料を請求。

 

請求するには、書き込み終わった申請用紙を、録音資料室のレファンス・カウンターに持って行きます。そこで、職業と、資料の使用目的を訊かれます。承諾のサインをもらえたら、今度は音楽資料室のカウンター(楽譜や書籍を借りるところ)へ持って行きます。すると、(またまた時間がかかりますが・・・今日は10分くらい待ったかな?)まず、請求した資料のジャケットだけが、カウンターに届きます。CDやLP本体も一緒に出て来る、母校の録音資料室に慣れていたので、この状況は頭にいっぱい?マーク。「どうやって聴くんだろう・・・」でも、カウンターのお兄さんに聞いて、すぐ解決しました。

 

閲覧室の周りにいくつもあった防音室(ピアノも置いてある)が、録音資料の視聴ブースでもあったのです。ジャケットを持ってブースに入り、スピーカーの間にある黄色いボタンを押し、技術者の人と直接インターホンで話しながら、聴きたい曲をかけてもらうのです!なるほど、こうすれば、CDやLP本体を、いろんな人が触ったりしないから、損傷もないというわけです。(しかし、人様を使って自分の聴きたい曲をかけてもらう、というのは、慣れないとちょっと恐縮・・・)だから、「何のCDの何番のトラックお願いしまーす!」と、これくらいは英語で言えないと、使えないっていうことですね。

 

最後に、ジャケットの一部を参考のためコピーしようと思い、資料室内のコピー機のところに行くと、専用のカードが無いと、出来ない機種。コピーカードは、資料室の受付では扱っていなくて、同じ建物だけれど結構遠い、133号室の自動販売機で買わなくてはいけません。コピーが必要な人は、事前に133号室で買っておくとよいかも。

 

係の方が皆さん、とても親切なので、気持ちよく利用できる資料室です。係の方々と、仲良くしておくと、何かいいことあるかな?(終)

 

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