ビケ♪アムステルダム旅行記

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2月24日(4日目)

  私は一人旅が結構好き。ドイツに住んでいる時も、言葉のよく通じない国にも1人で出かけていきました。まぁ、いざとなったら「だれかドイツ語しゃべれる人を出せぇ〜〜〜!!!」ってわめけばいいと思っていたところはあります(これをロンドンの空港でやったことがある。なぜかというと、帰りは電車でドイツに入ろうと思っていて、航空券を片道しか持っていなかったことを、くどくど言われたからだった)。オランダ語は、ドイツ語ととてもよく似ています。字面をみると?なのですが、発音されたのを聞くとところどころ分かることが、ちょっと不思議な感覚。アムステルダムに一人でいてもそれほど不安にならずに済んだ要因の1つかもしれません(いざトラブルが起きたら困っただろうが)。

そんな、一人旅をめちゃ楽しんでいるお気楽旅行者に、しばしば邪魔が入ることが。軟弱な1人旅の男子学生がひっつこうとするのだ〜!今回も成田空港でチェックインをしている時、「おれ、ヨーロッパ初めてなんだけど〜、仕事で行くの?」と、年上の女性に対してタメ口で話し掛けてきた奴がいた!(怒!)あ〜じゃまくさー!そんなに不安ならなんでツアーで行かないのよ!おまけにそいつは、スキポール空港でホテルの件でトラブっているときにいつのまにか私の隣にいて、「何かあったの?」とのたまう。(だからそのタメ口やめろ〜〜〜〜〜!)「大丈夫です!それよりもあなたも列に並ばないと、どんどん人が増えますよっっ!」と言って追っ払った。女の子だったらきっと、もっとやさしく接して、寂しそうなら話し相手になってあげただろうと思う。まぁ、いきなりタメ口をきいて来ることもないだろうし・・・こういうのって男女差別というのだろうか?

それでも一角はチューリップの絨毯

 

50本で800円!

 

いきなり余談で失礼しました。アムステルダム4日目は早起きして、花市場へ。以前に来た時は5月だったので、それはもう溢れかえらんばかりのチューリップの山!ところが、今回は真冬だったということもあり、意外と生花は少ないという印象でした。でも、球根や種・ガーデニンググッズの豊富なこと!黒や紺色(!)の花が咲くチューリップの球根が、どのお店にも並べられていました。今年の新色なのかしら?

午後は、「新教会」を見学に。今では教会としてではなく、展覧会などのイヴェントスペースとして使われているとのこと。この日は、「聖遺物箱(キリストが背負った十字架の一部や、キリストが来ていた衣の一部などを納めたケース)」の特別展が行われていて、ヨーロッパ全土から貴重な品々が集められていました。聖遺物って、仏教で言ったら仏舎利みたいなもの。それらがホンモノかどうかは問えないにしても、中世の人々の篤い信仰の対象であったことは確か。

どの聖遺物箱も、金色に輝いて、たくさんの宝石がちりばめられており、中世の彫金技術の粋を集めた芸術品、といった感じ。教会を模ったもの、ひじから下の「手」の形をしたもの、十字架型・額縁型ひいては聖人の胸像型などなど、薄暗い教会内に浮かび上がる黄金の宝箱の数々は、厳かな気分を呼び起こさせるものではなく、もっと生臭い、人間の欲望の結晶というか、教会の権力のために流された血までをも思い起こさせられるものでした(私にはそう見えたってことで)。こんなことを考えてしまうのも、宗教改革時代を扱う者の、職業病でしょう・・・(-_-;)。

 

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夜は、昨日ギャラリーを訪ねた、Iさんがおうちに招待してくれました。Iさんのお友達も来るということでした。ということは、英語をちゃんと話さなくっちゃいけないのねぇ・・・(-_-;)

IさんとIさんのご主人、お友達の男性と私の4人でテーブルを囲む。Iさんのおうちも、古い家を内装だけ換えて住んでいるのだそう。キッチンもダイニングも手作り風の木の家具で統一され、2階にはブリキのストーブが置いてあったりして、タイムスリップした感じ。電話も、じ〜ころじ〜ころダイヤル式だった。ITなどという言葉が一番似合わなそうな家なのだけれど、メールでやり取りできたということは、どこかにパソコンを隠しているのだろう・・・それにしても、1階も2階も、天井が高い!オランダ人の背丈に合わせたにしてもね・・・

Iさんのお友達、Jさんは、IT系のスペシャリスト(どういうスペシャリストなのかは、私の語学力では分からなかった・・・)。次の日にケンブリッジに引っ越すという。とってもユーモアがあって、英語が不自由な東洋人の私にも、気さくに話してくれる、気持ちのよい方だった。私が、「ケンブリッジといえば、インテリの町ですねぇ!」というと、Jさん「いやー、私が行ったらインテリ度は下がりますねぇ!」といって笑っていた。

ワインとチーズを少し頂いたあと、Iさんお手製のルッコラのサラダを頂く。美味しくて、勧められるまま、最後の1枚まで平らげてしまう(賤しい東洋人に見られたかな?)。ほどよくお酒も回ってきたころ、Iさん夫妻とJさんは、Iさんとご主人の出会いの話になっていたよう。Iさんが私の方をちらっと見て、「会話についてきてる?」「全部じゃないけど、なんとか・・・」と答えると、「分からなくても気にしなくでいいのよ!」。照れたような彼女の表情が、少女の目になっていました。

メインはトマトベースのパスタ。これもおいしくて、お腹一杯になるまで頂きました。頂いている間も、ありきたりの国際交流ですが、お互いの名前の意味を説明しあったり、彼女の名前を漢字で書いてあげたりしました。会話の中で、Iさん夫妻が予想以上の日本通だということが分かり、びっくり。だって冷蔵庫からウメボシが出てきたんですもの。これをしょうがとはちみつと一緒にお湯にといて、飲み物にすると言っていました。風邪の時によさそう・・・

お腹もいっぱいになったところで、デザート。これが、いまだかつて食べたことのない味で、ナッツと、甘い切干大根のようなものが入った、甘〜〜〜いチーズ?のようなもの。ウメボシドリンクを作っちゃうくらいだから、切干大根のハチミツ漬けなんかもやっていまいそうだなぁ。とにかく?ナゾ?のデザートでした。これが困っちゃうくらい、甘かったんだなぁ。エスプレッソは、Iさんのギャラリーで「欲しいなぁ!」って思いながら見ていたカップに入って出てきたので、嬉しかった!

夜もふけてきて、時差ぼけでかなり辛かったので、先にお別れを言って帰ることにしました。それにしても、Iさん夫妻と、Jさんの温かい人柄に感謝!本当に楽しい夕べでした。

 

5日目へつづく

 

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